9月13日(日)に実施する運動会について、当初は熱中症の予防対策で頭がいっぱいでした。しかし、9月に入ると連日の雨、予行演習も雨のため体育館で実施。運動会準備の日も、前夜の雨で午前中はグラウンドに入れない状態でしたが、お昼前から日が差し始めて奇跡的に準備ができました。本日の運動会、開会時は曇りでしたが、途中は強い日差しもあり給水タイムはマストでした。
本当に、心に響く場面はたくさんありました。その中で私が微笑ましく感じた光景を写真に収めましたので紹介します。ダンスを終えた3年生が皆、肩を組んだその後ろ姿です。間違いなく写真の向こう側には満面の笑みがあると思いますが、背中に3年生の気持ちが全て表現されています。

運動会が終了し、生徒が下校してから1時間後、天気予報どおりに雨が降り始めました。気象予報士であれば当然のことなのかもしれません。予報どおりで偶然ではないことは理解できますが、この2週間、天気予報、空とにらめっこし続けた全ての学校の思いや苦心を考えると、運動会が終了したことを確認してから降り始めた雨は、必然だったと言っても許してもらえるのではないでしょうか。数時間前まで、人と笑顔であふれていたとは思えない様子ですが、夢や幻ではなく、確かにそこに大島ファミリーの姿がありました。

初めに大島中の夏休みを振り返ります。終業式の翌日から県総体が開催され、陸上、剣道、野球、女子バレーボール部が出場しました。結果はHPでお知らせしたとおりです。四国総体には剣道1名、陸上2名が出場しました。四国大会でも、出場した3人は精一杯戦いました。陸上円盤投げにおいては、両名とも四国大会入賞を果たしました。▼夏休み中には様々な文化的活動も行われ、今治市小中学生会議では、しまなみ海道沿線の小中学校の代表者が集い、いじめの根絶について話し合いました。中学生弁論大会で大島中代表者は、挨拶を通じた地域とのつながりについてスピーチしました。自身の体験を基にした内容で、言葉を通して気持ちがぐっと伝わるスピーチでした。▼3年生が引退した部活動ですが、1、2年生が先輩の志を受け継ぎ、練習に取り組みました。3年生も忙しい受験勉強合間の時間に運動会で披露するダンスの練習に励みました。漢字検定試験や英語検定試験のための学習会、3年生の補習授業もあり、勉強にもしっかりと取り組むことができたようです。8月16日の新聞に、大島中の先生に突撃インタビュー「大島中のここが好き」が掲載されました。今回紹介された2人の先生だけでなく、生徒も先生も大島中をとても気に入っていることが伝わる内容だったと思います。
さて、40日余りの夏休み中には、全国各地で大規模な自然災害が発生しました。7月には令和8年熊本地震、8月には千葉豪雨、石川・富山での大雨そして福井でも大雨による広範囲の浸水・冠水が発生しました。また、ネパールでは大規模な土石流により、現時点で800人を超える死者と4000人もの行方不明者が発生しています。この度の自然災害により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々にはお見舞い申し上げます。生かされている私たちは、自らの命、周りの人の命を大切にするとともに、今後いつ発生するかもしれない自然災害に対して、心と頭そして体の準備をしておかなければなりません。
2学期は一年で最も忙しい期間です。様々な行事を正面から受け止められるように待ち受けて準備しておけば、いずれも充実した活動となり、良い思い出に変えることができます。2学期の有言実行は2つ、1つは「生徒の学力向上」そのために生徒が分かる授業、勉強って楽しいと思える授業づくりに取り組みます。もう1つは、「-大島中は家族- 思いやりの心を育てる」家族とは、自分の損得勘定をすることなく相手の気持ちを最優先して行動し合える関係です。それこそまさに思いやりの心だと考えます。▼2学期の活動の一つ一つに全力で取り組み、成功の体験を積み重ねることで、誰もがさらに大島中をどんどん好きになっていくことでしょう。そんな、みなさんや大島中が進化する姿が楽しみで仕方ありません。まずは運動会、大島中のチームワークや仲の良さを多くの人に見ていただけるように、しっかりと準備しましょう。 令和8年9月1日 大島中学校長
1学期は4月8日に始業し、いつもより3日早い今日17日で終業です。本当にあっという間でした。時間の経過を早く感じるのはたくさんの年齢を重ねた証拠と言う人がいます。それは正解の半分です。
もう半分、人は楽しいことをしているときには、時間の経過が早く感じられます。逆に苦手な事をしていたり不安を感じていたりしたときに時間がなかなか経たないと思うことありませんか?授業中、時計とにらめっこしてばかりで、1分1秒が長く感じたり、今回のW杯を見ていて、アディショナルタイムが早く終了しないかと気が気ではなかったりしましたよね。皆さんにとっての1学期、長かったですか、短かったですか?私は超最速で過ぎてしまいました。その理由は、今説明した両方ともが当てはまります。
皆さんそれぞれの1学期の感想があると思いますが、今回は大島中の校長として過ごした1学期を紹介させてください。4月の始業式そして入学式、大島中の今年のテーマ「家族」を発表しました。ただ、何か特別なことをするのではなく、できる限り同じ時を重ねることに努めました。朝の出迎え、授業にもたびたび顔を出し、部活動では試合を観るだけでなく一緒に練習もしました。中でも大きかったのはやはり約20kmにも及ぶ島四国遠足の歩行です。初めは懐かしの宮窪でしたが、最後は景色を楽しむ余裕はありませんでした。しかしその甲斐あって、大島中の家族の距離は一気に縮まった手ごたえがありました。部活動、いずれも少人数でキリギリ、もしくは単独では試合に出られない部活動もあります。普段の練習もバスの時間を常に気にしながら活動。それでも大島らしくチームとしてよくまとまって活動しました。
もうひとつ、始業式でお話しした「有言実行」2年生そして3年生教室には有言実行に関する掲示物が貼られています。学校全体で校長の思いを受け止めてくれていることを嬉しく思います。私は3つの有言実行を宣言しました。結果は次のとおりです。あいさつは自分ではしているつもりですが、相手が評価することでもあるので〇。トイレを使用した後の履き物を必ずそろえることはいつも行っているのでこれは自信を持って◎。最後は、5月末頃までは飛び飛びでも記録していましたが、最近は机の引き出しの奥に眠ってしまっていたのでこんな評価です。夏休みからもChangeにChallenge、有言実行を果たしていきます。
「大島中は家族」の合言葉も少し浸透してきました。言葉にしなくても感じられるようになれば、それはもう本当の家族です。友達と先生と関わるときに、まず相手の気持ちに寄り添い思いやりを持って接することを、お互いにこれからも心掛けましょう。では、9月1日にまた、皆さんの明るい「おはようございます」と笑顔を待っています。くれぐれも、夏休み中に、大切なたった一つの命を粗末にするような行為・行動をしないでください。 令和8年7月17日 大島中学校長

「見出し 豊かな海へアマモ守る 今治・大島中生が花枝集め」2026年5月31日付愛媛新聞
(掲載許可番号:d20260601-03)
令和8年度今治越智中学校総合体育大会に挑む選手の皆さんに、私から2つの言葉を伝えて激励します。
一つは「敵を知り 己を知れば 百戦危うからず」これは古代中国の軍師である「孫氏」の戦いにおける極意です。」対戦相手はすでに決まっており、相手について知っている情報をしっかりと整理して対策を立てて試合に臨んでください。大会まで1週間、その時間は十分あります。一方で、新たな技の取得を目指すよりも今の自分ができることをより高い確率でできるようになるための練習に励んでください。
二つ目「弱気は最大の敵」この言葉は今から40年ほど前にプロ野球の球団「広島カープ」で活躍していた「津田恒実」投手が大切にしていた言葉です。試合において相手をコントロールすることは難しくても自分の気持ちをコントロールすることは可能だと考えます。その気持ちが弱気に傾いてしまうと、勝負どころではなくなってきます。「弱気は最大の敵」この言葉をゲーム中に呪文のように唱えながら常に強気で勝負してきてください。皆さんの全力プレーを応援します
大会において日ごろの練習の成果を発揮して2名の生徒が入賞を果たしました。おめでとうございます。さて、ロンドンで開催されていた世界卓球選手権(団体戦)の決勝戦が昨晩行われ、日本男女は五十数年振りの優勝を目指して中国に挑みました。結果はいずれも銀メダルに終わりました。試合を見ていて、中国の壁は厚くて高いことを再認識させられました。しかし、日本の選手も皆、すばらしい試合をしました。今回の結果から、どんなに頑張っても常に望む結果となるわけではないこと、一方で張本美和選手が過去11戦全敗の相手に勝利したように、日々の準備・努力が結果につながることもあると分かりました。
総体まで1か月の皆さんに伝えたいこと。残りの時間、日々の練習やこれまでの試合において指導していただいている先生からアドバイスされていることを今一度思い起こし、その克服に努めてください。わずか1か月であっても、意識して取り組み続ければ結果が変わってきます。節目であり大切な大会(総体)が納得のいく結果で終わることを願っています。
本日は、平日のお忙しい時間帯にもかかわらず、授業参観及び本会にご参加いただきありがとうございます。
はじめに一つ報告させていただきます。昨年度いじめに関する訴えにおいて、生徒個人の所有物が勝手に移動させられていたという申し出があり対応しました。持ち物は登校時に空き教室に移動して施錠することと、教室に一人の生徒だけで活動することがないように教職員が見守ることにより以後発生を確認しておりません。学校HPに、いじめの未然防止・早期発見そして発生した際の措置や対応を記したいじめ防止基本方針を掲載しています。お子さんのことで気になることが生じましたら、ささいなことでも学校にご相談ください。
さて、令和8年度の大島中学校は、全校生徒62名、職員21名の83名、保護者の皆様も含めますと約200名の大家族としてスタートしました。この「家族」という言葉ですが、入学式そして学校だよりでも紹介しましたように、生徒会長から借りた言葉です。「大島中は家族」この言葉は、教員生活において初めて出会った言葉であり、最も衝撃的な言葉でした。
日本の海洋の中で最も穏やかな瀬戸内海であっても、時に白波が立ち船の航行をさえぎる日があります。ましてや年間約200日の学校という大海原において、生育環境の違う多数が乗船する「大島丸」が、1年間で約1600時間もの長期の航海をするとなれば、波風立たず平穏な毎日ばかりのはずがありません。トラブルが発生しないことを願いながら安全な航行に努めますが、常に覚悟をしながら操舵していきます。大切なことは、そのトラブルが発生した際に、解決のための道筋を間違えないことだと考えます。それを踏まえての「家族」です。
通常、家族であれば、相手の思いを想像し、相手も納得するために気遣いながら行動しようとするものです。学校だよりにも記しましたが、家族ならば「相手の嫌がることをしない」という消極的な善行ではなく、「相手が喜ぶことをしたい」という積極的な善行を選択するはずです。大島中が新たな家族となって、まもなく1か月。今はまだ疑似家族のレベルです。しかし、先生、生徒そして保護者の皆様と思いやりある行動を積み重ねることで、互いの信用は深まり、目指す港に到着できると信じています。保護者の皆様には、どうか生徒の安全で安心な生活環境を守るために引き続き力をお貸しいただければ幸いです。
結びに、今年はHPでの情報公開に力を入れます。毎日が授業参観日となるように、生徒の学習の様子や学校行事の様子をお伝えしますので、ぜひ一日一度は大島中で検索してください。本日は長時間に渡り、貴重な時間をいただきありがとうございました。
見るところ花はなけれどよき住居(すまい)
1943年(昭和18年)4月9日、正岡子規の弟子である高浜虚子が詠んだ句です。
令和8年4月9日は新入生を歓迎した桜が咲き、そして今日から三年間過ごす良きすまい、大島中学校がここに在ります。その門出となる佳き日に、今治市しまなみ振興局長様をはじめ、多数の御来賓の方々並びに保護者の皆様の御臨席を賜わり、17名の新入生を迎えて無事に入学式を挙行できましたことを、本当に嬉しく思っております。ありがとうございます。
新入生の皆さん、入学おめでとう。皆さんの入学を心待ちにしていました。今日からまた、にぎやかで活気あふれる大島中学校に戻ります。さて、皆さんは小学校六年間の全課程を修了して、今この場に集いました。六年間、同じ環境で過ごしてきた人もいれば、まさに今日から、新たに、学校生活をともに過ごすことになった人もいますね。これまでの思い出はもちろん大切な宝物ではありますが、17名でつくる中学校での三年間の思い出は、小学校六年間分に勝るとも劣らないものになることを保証します。
本来ならばこの場で大島中の魅力をしっかりと説明しなければならない立場ではありますが、実は私も皆さんと同じく、この四月から仲間に新規加入したうちの一人です。そこで、生徒会長に、本校についていくつか質問してみました。大島中生は、少し羽目を外してしまうところがあり、例えば時に先生方への礼儀を欠いてしまうこともあるけれど、いざとなればそれぞれの個性を発揮し、一人一人が輝きながらまとまることができる集団と答えてくれました。そして、大島中学校を学年の枠にとらわれず、堅い団結力で結ばれた家族のような存在にしたいと力強く答えてくれました。私はこれまで、学校をチームとか仲間という言葉で表現したことはありますが、「家族」の言葉は一度も使用したことがなく、素敵な考えですぐに賛同しました。家族となれば、見えなくとも確かな絆で結ばれています。時にはぶつかり話をしなくなることもあります。ただ、それも一時のものでどちらからも仲直りのための行動が見られ、そのほころびは自然に修復されていきます。「大島中は家族」校長としても、やりがいのある課題を与えてもらい、春の霞が取り払われたように感じました。
結びに、保護者の皆様にはご理解いただけると思いますが、中学校三年間は短いながらも難しくそして大切な時期であると考えます。私たち大島中学校に託していただいたことへの感謝の気持ちを忘れず、子どもたちを全力でサポートしていく所存です。ただ、個々のご希望に100%添えないことがあることをあらかじめお断りしておきます。それでもその願いに真摯に向き合い、会話を重ねて共に改善を図ってまいります。どうか、学校に対しまして、一層のご理解・ご支援と笑顔を賜わりますようお願い申し上げ、式辞といたします。
令和8年度第1学期始業式 式辞
さあ、令和8年度のスタートです。3年生にとっては中学校生活最後の1年、2年生は、1年時のホップから3年時のジャンプへとつなぐための大切なステップの1年。「ホップ・ステップ・ジャンプ」とは、陸上競技の三段跳びの動きを表す言葉です。この3つの動作を皆さんに当てはめるならば、明日入学するホップに当たる1年生は、準備であったり基礎を作ったりする段階。ステップとなる2年生は、更なるレベルアップをしたりそのために本格的に取り組んだりする期間。ジャンプの3年生は、文字どおり飛躍して成果を出す段階です。
新年度のスタートにあたり、早速ですが私から皆さんに一つ課題を与えます。テーマは「有言実行」学習活動そして部活動や学校生活において、1年間、自分が必ず続けることができて達成できる活動もしくは成果を掲げてください。条件は、とにかく今の自分に続けられること、そしてその先に花を咲かせて実らせることができる成果であること。きちんとホップ・ステップそしてジャンプとなるように、まずは低めの設定でかまいません。途中で達成できたなら追加していけばよいだけのこと。逆に高く設定しすぎて下げることのないように。
人に要求しておいて自分が何もしないのでは、受け入れられるわけがないので、私の有言実行を紹介します。まずは、お互いにとって気持ちの良いあいさつを交わすこと。次にトイレを使用した後の履き物を必ずそろえること。最後は、日記とはいかないまでも毎日の行動や感じたこと・気付いたことを記録として残すこと。3つ目に関しては、これまで本当に三日坊主で、一昨年は決意して記録帳を購入したにもかかわらず、ほぼ白紙で1年が過ぎました。今年こそChangeにChallengeです。先生方にもこの一年の有言実行を設定していただきます。
明日には17名の新しい仲間も加わります。1年前、2年前の自分がおそらくそうであったように、新入生も今は、希望よりも不安の方が大きいはずです。これまでの先輩がそうであったように、今度はここにいる皆さんが良き家族となって、共に前進しましょう。全ての大島中生が今日も来て良かったと思える大島中となるように、校長としてすべきことでできることに精一杯取り組むことを誓って式辞の結びとします。
令和8年4月8日 大島中学校長