校長より

令和8年度 PTA総会 校長挨拶

 本日は、平日のお忙しい時間帯にもかかわらず、授業参観及び本会にご参加いただきありがとうございます。

 はじめに一つ報告させていただきます。昨年度いじめに関する訴えにおいて、生徒個人の所有物が勝手に移動させられていたという申し出があり対応しました。持ち物は登校時に空き教室に移動して施錠することと、教室に一人の生徒だけで活動することがないように教職員が見守ることにより以後発生を確認しておりません。学校HPに、いじめの未然防止・早期発見そして発生した際の措置や対応を記したいじめ防止基本方針を掲載しています。お子さんのことで気になることが生じましたら、ささいなことでも学校にご相談ください。

 さて、令和8年度の大島中学校は、全校生徒62名、職員21名の83名、保護者の皆様も含めますと約200名の大家族としてスタートしました。この「家族」という言葉ですが、入学式そして学校だよりでも紹介しましたように、生徒会長から借りた言葉です。「大島中は家族」この言葉は、教員生活において初めて出会った言葉であり、最も衝撃的な言葉でした。

 日本の海洋の中で最も穏やかな瀬戸内海であっても、時に白波が立ち船の航行をさえぎる日があります。ましてや年間約200日の学校という大海原において、生育環境の違う多数が乗船する「大島丸」が、1年間で約1600時間もの長期の航海をするとなれば、波風立たず平穏な毎日ばかりのはずがありません。トラブルが発生しないことを願いながら安全な航行に努めますが、常に覚悟をしながら操舵していきます。大切なことは、そのトラブルが発生した際に、解決のための道筋を間違えないことだと考えます。それを踏まえての「家族」です。

通常、家族であれば、相手の思いを想像し、相手も納得するために気遣いながら行動しようとするものです。学校だよりにも記しましたが、家族ならば「相手の嫌がることをしない」という消極的な善行ではなく、「相手が喜ぶことをしたい」という積極的な善行を選択するはずです。大島中が新たな家族となって、まもなく1か月。今はまだ疑似家族のレベルです。しかし、先生、生徒そして保護者の皆様と思いやりある行動を積み重ねることで、互いの信用は深まり、目指す港に到着できると信じています。保護者の皆様には、どうか生徒の安全で安心な生活環境を守るために引き続き力をお貸しいただければ幸いです。

結びに、今年はHPでの情報公開に力を入れます。毎日が授業参観日となるように、生徒の学習の様子や学校行事の様子をお伝えしますので、ぜひ一日一度は大島中で検索してください。本日は長時間に渡り、貴重な時間をいただきありがとうございました。