校長より

愛媛県中学校新人体育大会壮行会「激励の言葉」

2025年11月5日 17時39分

11月8日(土)・9日(日)は県新人大会です。

出場する男子剣道部(団体・個人)・女子バレーボール部・男子ソフトテニス部(個人)の皆さん。

大会に向けて気持ちは高まっていますか?

体調は整っていますか?

練習にしっかりと積めましたか?

今治・越智地区の代表として、目の前の試合に精いっぱい取り組んでください。

さて、皆さんは「村上 哲彦」という名前を聞いたことがありますか?

2022年の剣道の全日本選手権チャンピオンです。

しかし、ここ2年は満足のいく成績が残せませんでした。

「技術に目がいき、結果が出なかった。」

「勝たなければ……という雑念もあった。」

2025年の全日本選手権。

村上選手は3位入賞を果たしました。

「再び日本一になる。」

「とにかく気迫で戦った。」

村上選手は、愛媛県警で「日本一」を目指し、日々、厳しい鍛錬に打ち込んでいます。

全国を制した経験のある選手が「技術よりも気迫が大事!」と説きました。

選手の皆さん、気持ちを前面に出して、戦ってください。

私も応援に行き、皆さんの頑張りを見せてもらいます。

今治・越智新人体育大会壮行会 激励の言葉

2025年9月29日 15時13分

昨日、地域の小学校の運動会を参観しました。

短距離走やタイヤ奪いなどの競技……

応援合戦やよさこいソーランなどの演技……

こども園の園児たちも走り、踊りました。

一生懸命取り組む姿に心が震え、笑顔になりました。

運動会であろうと、世界陸上であろうと、新人大会であろうと、

真面目に一生懸命に培った自分の力を発揮しようとする姿は人に感動を与えます。

結果が全てではない……自分の愚直な姿を披露しましょう。

明日からの三日間「競技する」「応援・観戦する」「準備や片付けを行う」に

心を込めて取り組んできてください。

緊張している人に、思い出してほしいことを二つ言います。

① 先輩たちが部活動を引退する際に、話してくれたこと

② 新チームになって、先生や友達から褒めてもらったこと

先輩からの継承、周囲への感謝、対戦相手への尊敬を忘れないように。

してはならないことを二つ言います。

① 不注意による病気・けが

② 集団の「和」を乱す愚痴や不満とSNSによる拡散

抱えている問題は、自分またはチームで乗り越えましょう。

皆さんの成長につながる大会になることを心から祈念します。

運動会講評・終わりの挨拶

2025年9月17日 17時57分

もう少し、この時間を過ごせたらいいのに……。

みんなが一生懸命になって取り組む競技・演技を見ながら思いました。

勢いと躍動感のある運動会を創ってくれてありがとう。

 

競技には勝敗や順位が、演技には優劣が付きます。

それがなければ運動会は面白くありません。

色別対抗競技や学年競技では、勝つことを目標に頑張りました。

知恵を絞り、工夫を凝らし、作戦を練る……

同じ目標なのに、意見の違いで対立する……

そのようなことを運動会の企画・準備・練習で繰り返したでしょう。

「効率」と「公正」の観点からグループ全体のことを考えようとする……

「対立」と「合意」を繰り返しながらより良いものを創ろうとする……

 

運動会で大切にしたいことは、結果ではなく過程です。

この経験を、学習面、生活面、進路選択、部活動に生かしましょう。

運動会は終わりましたが、新人大会、中間テスト、人権啓発フェスティバル、文化祭、期末テスト、修学旅行……

納得のいく結果を求めて、一つ一つ丁寧に取り組みましょう。

 

ご来賓、高齢者、保護者、地域の皆様、本日は中学生のためにご来校いただきありがとうございました。

本部席で生徒や教職員へのお褒めの言葉をいただくたびに、うれしい気持ちになりました。

今後も「大島(ふるさと)を誇りに思う子どもを育てる」という思いを形にするために、教育活動にご理解・ご協力をいただきますようお願い申し上げます。

 

小学生のみんな、運動会は面白かったかな?

中学校は楽しいところです。

来年、再来年……みんなの入学を待っています。

第2学期始業式式辞

2025年9月1日 10時52分

夏休みが終わりました。今年は、昨年以上に猛暑・酷暑の夏休みでした。皆さんは、様々な暑さ対策をしながら、自ら学び、遊び、鍛えたことでしょう。

運動面では、愛媛県総体での活躍、四国総体への出場など地区代表の生徒が活躍しました。1・2年生も、3年生の引退後、一生懸命に部活動に取り組んでいました。今治・越智新人大会に向けて、具体的な目標を持って、2学期以降の競技会などで練習の成果を発揮しましょう。

社会を明るくする運動中学生弁論大会、いじめをなくすための今治市小中学生会議、今治市政に興味を持って参加した中学生議会では、大島中の代表生徒が自分の考えを堂々と発表しました。その様子は、広報いまばり9月号に掲載されています。友達の活躍を見てあげてください。

その他、水軍レース、納涼祭・花火大会、ボランティア活動で地域の一員として活躍した様子も聞いています。他校の先生や地域の方からお褒めの言葉をいただいたり、会場で皆さんの活躍を見たりするたびに、うれしい気持ちになりました。

また、学校には大きな病気やけが、犯罪や非行などの報告もありません。一人一人が安全・安心を心掛けた生活を送ることができたのでしょう。

 さて2学期です。9月は運動会、高校説明会、10月は新人大会と中間テスト、11月は人権参観日・人権啓発フェスティバル、文化祭、期末テスト、12月は修学旅行、生徒会役員選挙……とたくさんの学校行事、地域行事への参加の機会があります。体は一つですが、複数の役割を果たしてもらいます。一人一人が目標と計画を立て、みんなで対話と協働をしながら、できる範囲で良いものを創り上げていきましょう。学力向上に努めましょう。

皆さんにお願いします。学校行事の成功には、仲間の結束が欠かせません。友達の失敗や間違いを責めるだけでなく、一緒に活動(サポート)をしましょう。

 3年生には、自己実現のための進路選択も迫ってきています。今年度から入試の仕組みが大きく変わる予定です。特色ある学校づくりのための県立高校再編成、ICTを活用した願書や自己アピール書の作成など、これまでの方法とは大きく異なります。高校入試で絶対に許されないことは、期日や時間の締切を守れないことです。日頃の学校生活の中から改善し、時間の余裕を持ち、締切を確認する習慣を早いうちに付けておきましょう。

皆さんは、大島の宝です。「なりたい自分」を探しながら、島の人々から大切に思われていることを忘れず、充実した79日間の2学期になることを祈念し、式辞とします。

第1学期終業式 式辞

2025年7月18日 08時02分

1年生70日、2・3年生71日、第1学期の授業日数です。

1年生は、入学後、中学校生活にも慣れ、6月の国立大洲青少年交流の家集団宿泊体験研修などの学校行事や、総合的な学習の時間「地域を知る」の学習に積極的に取り組み、たくましくなりました。

2年生は、7月に大島内外17か所の事業所の協力の下、「職場体験学習」における実務や働く人との触れ合いを通して、働くことの目的や意義、喜びやたいへんさを実感しました。

3年生は、6月の今治・越智中学校総合体育大会で、2年2か月の部活動を通して身に付けた態度と習得した技能を発揮し、「大島中」の名を背負って精いっぱい戦い抜きました。

また、「福祉体験学習」では、社会福祉協議会のコーディネートの下、少子高齢化やグローバル化が進む大島の現状と課題、将来性について考える機会を持ちました。

学習については、取組の差がありますので、各自で反省しましょう。

44日間の夏休みにしかできないことにも挑戦してください。

その目標は、数字に表すとより具体的になり、達成への意欲が高まります。

生活・学習・部活動・趣味・特技・推し活など、何か一つでも取り組んでみませんか?

成功してもしなくても、取り組もうとした思いが、今後の学校生活や自己実現(高校受験)にとってプラスになるはずです。

自分をアップデートしましょう。

私は、一週間に1冊ずつ、6冊の本を読むつもりです。

教育学・経営学・心理学・情報専門学・社会科学などを考えています。

知識を蓄え、アイデアを増やし、多様な価値観に触れ、2学期以降の校長としての職務に生かします。

皆さんは、大島の宝です。

夏休み中も「なりたい自分」を探しながら、島の人々から大切にされていることを忘れず、有意義な夏休みを実現しましょう。

生徒総会における提示資料(抜粋)

2025年6月30日 14時19分

生徒総会は何のためにある。

☞話合い(自治組織)のルールを理解する!

☞多数決で全てを決定する場ではない!

<目的>より良い学校にするため…… 

☞より良い学校とは?

<目指す姿>より良い学校とは…… 

☞仲がいい、挨拶ができる、勉強ができる、部活動がさかん、いじめがない……

<方 向 性> どの分野に力を入れる……

☞一人一人思いや願いは異なる

<合意形成> 異なる思い(対立)をまとめる……

☞話し合う、意見を出し合う

<効  率> 無理・無駄を省く(時間・お金・労力など)

<公  正> 不公平感を持たせない

<留意事項> 学校のルールの制定・改正・廃止で配慮すべき事項

①個人性(個性の尊重) ②社会性(安全・規範意識) ③経済性(保護者負担)

④学校文化の継承(立地条件・自然環境・歴史や伝統・将来性)

⑤持続可能性

国立大洲青少年交流の家集団宿泊体験研修 出発式挨拶

2025年6月19日 09時29分

今日から一泊二日の予定で、国立大洲青少年交流の家で集団宿泊体験学習を実施します。

昨日の夜からドキドキワクワクしている生徒もいるのではないでしょうか?

さて、月曜日に表彰伝達の後で校長先生がお話したことを覚えていますか?

大島中学校の校訓についてでした。

「勉学 責任 強健」……このことを一泊二日の活動の中でも意識してください。

強健:ケガしない、病気しない、しっかりと食べる・寝ることで軽スポーツ、エアロビクス、カヌー体験などの活動を充実させましょう。

責任:班長・美化・食事・保健の4つの班があります。

自分の役割を最後までやり切りましょう。

助け合ったり、ありがとうを言い合ったりして「自分にも人のために役に立てる」ということを知りましょう。

勉学:学校や家庭で身に付けた習慣が、生活面で出ます。

良いことは続けましょう。

悪いことは直しましょう。

学校とは異なるいろいろなルールを学び、守って生活しましょう。

 一泊二日で、みなさんが大きく成長してくることを願って、挨拶とします。

 行ってらっしゃい!

令和7年度 PTA総会挨拶

2025年4月24日 14時37分

本日は年度始めのご多忙の中、参観日・学級PTA・PTA総会にご出席いただきありがとうございます。

さて、令和7年度が始まりました。

生徒数は、24名の新入生を迎え、2年生21名、3年生24名の計69名です。

昨年の卒業生が35名であったため、11名の減少になります。

先日、今治市教育委員会から「令和7年度学校教育の指針」で4つの方向性が示されました。

「1 確かな学びづくり」「2 たくましい心と体づくり」「3 人と人とのよい関係づくり」「4 地域とつながり、広がる絆づくり」です。

グローバル化・少子高齢化・情報化・異文化理解など、様々な変化に対応し、予測困難(VUCA)な時代を生き抜く資質・素養を身に付けさせることが目標となります。

 本校の取組と方向性につきましては、資料のグランドデザインに掲載しています。

 ホームページでも公開しておりますので、後程、ご覧ください。

 先日の始業式、入学式で生徒には、大島の伝統・文化・良さを未来に継承する責任があると伝えました。

 これらの実現には、保護者 地域の方々のご理解・ご協力が不可欠です。

 今年一年、生徒のためによろしくお願い申し上げます。

 

令和7年度 第1学期委員任命式

2025年4月18日 14時35分

第1学期の委員任命式を行いました。

委員になった生徒は、学年の中心としての役割を果たすようお願いします。

そうでない生徒は、委員の生徒をしっかりと支えてあげてください。

委員であろうとなかろうと、学校全体のために、学級のために心を込めて係の仕事に取り組んでください。

仕事や役割には、本校の校訓である「責任」が付いてきます。

責任は、一人では果たせません。

成功したときに褒められる、感謝される、失敗したときに助けてもらえる、励ましてもらえる環境でこそ互いの責任は育つのです。

皆さんに心掛けてほしいことがあります。

それは「他人の失敗を責めない」「自分一人で抱え込もうとしない」ことです。

言葉で責めるのではなく、行動で寄り添う姿を身に付けましょう。

全校生徒69人、先生・保護者・地域の方々の応援を受け、たくましくしなやかな大島中学校を創りましょう。

令和7年度 第11回入学式式辞

2025年4月18日 14時25分

うららかな春の光が射し、山々を彩るヤマザクラや校庭や公園のソメイヨシノも満開になりました。

本日、晴れ風の中、多数のご来賓の方々のご臨席を賜り、第11回大島中学校入学式を挙行できましたこと、心からお礼申し上げます。

新入生の皆さん、入学おめでとう。皆さんは、どのような気持ちで今日を迎えましたか。

今日から三年間の中学校生活が始まります。

これから始まる生活に対する期待と、今まで慣れ親しんできた小学校生活から離れる不安が入り混じっているのではないでしょうか。

新しい生活のスタートに当たり、皆さんに心掛けてもらいたいことをお話しします。

大島中学校の校訓は「勉学」「責任」「強健」です。

まず「勉学」について。

知識を増やす、技能を習得する、疑問を解決するなど、中学校になると学習の質も量も小学校より増えます。

最初は、内容も方法も分からないことがたくさんあります。

それらを解決する方法は、「聞く力・読む力を付ける」ことです。

学習・生活・委員会・部活動など様々な場面で、皆さんを導いてくれる先輩がいます。

支えてくれる先生がいます。

「聞きましょう、声を」「読みましょう、文字を」。

きっと学習が分かるようになります。

先生たちも皆さんが楽しく分かる学習ができるよう頑張ります。

続いて「責任」について。

学校・学級・委員会・部活動など、学校生活では様々な役割や仕事があります。

それらの仕事に心を込めて取り組んでください。

何事でも「真面目に取り組む姿が一番かっこいい」のです。

三校から集まった24名で協力して、互いの力を貸し借りしながら責任を果たす集団を作りましょう。

最後に「強健」について。

栄養と睡眠をしっかりととる、燦燦と輝く太陽の光を浴びる、趣味や特技に没頭する。

運動で体の汗をかく、よく考えることで頭と心の汗をかく、ストレスと上手に向き合う。

辛いときや悩んだときは、一人で抱えず誰かに助けを求める。

それぞれに合った方法でたくましい体としなやかな心を作りましょう。

2・3年生にお願いします。

皆さんには、先輩方が紡いできた、歴史と伝統ある大島を更に魅力あるものに発展させ、後輩へとつないでいく責任があります。

リーダーとして、新入生を良い方向に導いてくれることを期待します。

結びになりますが、保護者の皆様、本日はお子様のご入学おめでとうございます。

教職員一同、この日を心待ちにしておりました。

大切に育ててこられたお子様を本校で3年間お預かりいたします。

一人一人を大切にし、社会集団生活に必要となる素養と一人一人の個性の伸長を図りながら、充実した学校生活が送れるよう、

また、3年後、一人一人の自己実現が達成できるとともに、「大島が好き」「大島中でよかった」と胸を張れるよう、

教職員一同で力を合わせて教育活動を進めてまいります。

しかし、我々の力だけでは足りない部分もございますので、ご家庭・地域の皆様にもご支援・ご協力を賜るとともに、ご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げ、式辞といたします。

新入生の皆さん、明日から希望に燃えて登校しましょう。

 令和7年4月9日

今治市立大島中学校長 正岡 宗昭

令和7年度 第1学期始業式式辞

2025年4月14日 14時59分

2025年、令和7年度が始まります。

皆さんは、どのような気持ちで今日を迎えましたか。

 今から100年前、昭和時代が始まりました。

80年前の1945年、日本は太平洋戦争で敗れ、多くの犠牲を払い、財産を失いました。

1947年4月、大島に吉海中学校と宮窪中学校が創立されました。

以後、約80年にわたる長い歴史の中で、大島の教育は幾多の困難や苦難を乗り越えながら発展してきました。

その歩みを支え続けてきたのは、大島を、吉海中・宮窪中を愛し、その精神を受け継いできた先輩方です。

昭和、平成、令和と時代が移り変わる中で大島の様々な伝統は、世代を超えて受け継がれ、今ここで、皆さんは教育を受けることができています。

10年前、少子化に伴い、大島中学校が開校しました。

高齢化・情報化・多文化交流など、社会が目まぐるしく変化する中で、学校教育は新たな時代に向け、歩み始めています。

ここで改めて問います。
皆さん、大島が好きですか。

大島中が好きですか。

先生や友達のことが好きですか。

皆さんには、家族や地域の先輩方が紡いできた歴史と伝統ある大島を更に魅力あるものに発展させ、後輩へとつないでいく責任があります。

皆さんは今一度、大島で暮らし、大島中で学べる喜びをかみしめましょう。
支えてくれるすべての人たちへの感謝を胸に、仲間を信じましょう。

そして未来のために、充実した令和7年にしましょう。