お知らせ

一学期終業式 式辞

四月八日から始まった令和六年度の一学期が終了します。みなさんにとってどんな一学期だったでしょうか?

「このことを頑張りました」「印象に残っているのはこれです」とパッと言える人は素晴らしいです。思いつかなかった人は、夏休みの終わりに「この夏休みにはこれをやった」「これが一番の思い出だ」と思えるようにしてください。明日から夏休みの日数は一日一日減っていきます。「何をした一日だったかな?」という日をなくしていきましょう。

 私が感じたこの一学期は、災害の危険性を感じた一学期でした。南予で震度6弱、この辺でも震度4を記録した地震があったのは四月十七日でした。大雨の影響で五月二十八日に臨時休業、つい先日も二日続けて、午前中自宅待機となりました。幸いにも大島では、大きな被害はなかったと思いますが、松山市の土砂災害等を見ていると他人事とは思えません。土砂崩れから一週間経ちましたが未だに避難所での生活を余儀なくされている方々がいます。一度何かが起こるとその影響は思っているより大きいのです。地震は予測できませんが、台風や大雨はかなりの確率で予報が当たります。夏休みの間も天気予報に注意して、万が一の災害に備えてください。

 いつくるかわからない災害に備えることは、ややしんどいと思います。ならば、確実にやってくるとわかっているものへの備えはしっかりできるはずです。

 例えば、部活動の試合、定期テスト、入試、みんな期日が決まっています。直前にあわてないように計画的に取組めるはずです。そして、夏休みの終わりも決まっています。終了間際に慌てないように計画的に課題に取り組んでください。

  色々言いましたが、何よりも「いのち」「健康」が大切です。二学期の始業式に元気に会いましょう。

 

令和六年 七月十九日    今治市立大島中学校 校長 田窪直樹